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膝痛:内側関節裂隙

今回は、画像内の番号5、内側関節裂隙の痛みについてです。
少しマニアックな話になりますが、読んで分からないこと、不安、「わたしかも・・・」という方ぜひとんぼにご相談ください(^^)/

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【内側半月板損傷】
半月板損傷とは、膝への衝撃を吸収する“クッション”(半月板)が壊れた状態のことです。これが損傷すると、膝を動かした際に損傷部分が引っかかったりして、引っかかり感や疼痛、膝を動かせなくなるロッキングという状態を引き起こすことがあります。原因は、スポーツや事故等にて膝をねじった状態で転倒したり、膝関節に負荷がかかった場合や、加齢による半月板の変性、すり減ってきた状態となり軽度の外力等で損傷してしまうこともあります。
治療としては、手術療法と保存療法とがあります。

【変形性膝関節症】
膝関節は、大腿骨と脛骨で成り立っています。関節をつくっている骨の表面には軟骨が存在し、関節の動きを滑らかにし、衝撃をやわらげています。その軟骨が、何らかの原因でいたみ、すり減ってしまうのを変形性関節症といい、軟骨のすり減りが進むと骨の変形へと進んできます。また関節を取り囲む滑膜と呼ばれる組織に炎症を起こします。骨が変形したことにより、膝の曲げ伸ばし等の動きに制限が生じ、歩きだしなどの動き出しに痛みの訴えがあるのが特徴的です。進行してくると、炎症が強くなり、寝ている間なども痛みが出てくるようになります。

【突発性骨壊死】
50歳以上の方に好発し、歩いていたりする時に急に膝に激痛が起こり発症するか、以前から変形性膝関節症があり、その経過中に合併することもあります。通常、単なる痛み止めの薬や関節注射などの一時的な治療法では進行して人工関節などの手術になってしまうこともよくあります。
治療法は、保存療法と手術療法の二つの治療法になります。壊死の大きさ、患者さんの症状、年齢などを総合的に判断して治療を選択します。壊死範囲が小さい例では自然に痛みが軽快することもあり、主に保存療法が選択されます。

とんぼでは、なかなか判断がつきにくい症状達ではありますが、状態をチェックしたうえで、病院での検査をオススメする際もあるかと思いますがご了承ください。
とんぼでは、施術だけでなく、無料で痛み相談も行っていますので、ぜひまずはお電話にてご相談ください。