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膝痛:大腿骨内側顆

今回は、膝の痛みのひとつ膝の内側やや上部分の大腿骨内側顆と言われる部分の痛みについてです。
画像で言うと、7番になる部分の痛みです。

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【変形性膝関節症】
膝関節は、大腿骨と脛骨で成り立っています。関節をつくっている骨の表面には軟骨が存在し、関節の動きを滑らかにし、衝撃をやわらげています。その軟骨が、何らかの原因でいたみ、すり減ってしまうことを変形性関節症といい、軟骨のすり減りが進むと骨の変形へと進んでいきます。また関節を取り囲む滑膜と呼ばれる組織に炎症を起こします。骨が変形したことにより、膝の曲げ伸ばし等の動きに制限が生じ、歩きだしなどの動き出しに痛みの訴えがあるのが特徴的です。進行してくると、炎症が強くなり、寝ている間なども痛みが出てくるようになります。

【内側側副靭帯損傷】
膝内側側副靱帯は、膝靱帯損傷のうちで最も頻度が多い怪我となります。初期に適切な固定をすれば(前十字靭帯断裂に比べ)修復しやすいです。コンタクトスポーツや跳躍スポーツ時に怪我をすることが多く、内側関節部に圧痛、腫張、熱感、荷重にて外反動揺性認められます。

【突発性壊死】
50歳以上の方に好発し、歩いていたりする時に急に膝に激痛が起こり発症するか、以前から変形性膝関節症があり、その経過中に合併することもあります。通常、単なる痛み止めの薬や関節注射などの一時的な治療法では進行して人工関節などの手術になってしまうこともよくあります。
治療法は、保存療法と手術療法の二つの治療法になります。壊死の大きさ、患者さんの症状、年齢などを総合的に判断して治療を選択します。

【離断性骨軟骨炎】
成長期のスポーツ選手に多く、初期では、運動後の不快感や鈍痛がありますが、骨片の離開はありません。その後、関節軟骨の表面に亀裂や変性が生じ、骨軟骨片が遊離すると引っかかり感やズレるような感じがでてきます。
原因としては、繰り返されるストレスや外傷により軟骨下の骨に負荷がかかる事とと考えられています。血流障害により軟骨下の骨が壊死し骨軟骨片が分離、遊離、痛みがでます。

これらの怪我は、筋肉の調整や、足の骨調整により、痛みを軽減することも可能です。とんぼ式整体では、局所ではなく、身体全体の調整を行います。まず、あなたの身体の状態をチェックさせてください☆