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膝痛:大腿骨外側顆

今回は、膝の痛みのひとつ膝の外側やや上部分のと言われる部分の痛みについてです。
画像で言うと、8番になる部分の痛みです。

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【変形性膝関節症】
膝関節は、大腿骨と脛骨で成り立っています。関節をつくっている骨の表面には軟骨が存在し、関節の動きを滑らかにし、衝撃をやわらげています。その軟骨が、何らかの原因でいたみ、すり減ってしまうのを変形性関節症といい、軟骨のすり減りが進むと骨の変形へと進んできます。また関節を取り囲む滑膜と呼ばれる組織に炎症を起こします。骨が変形したことにより、膝の曲げ伸ばし等の動きに制限が生じ、歩きだしなどの動き出しに痛みの訴えがあるのが特徴的です。進行してくると、炎症が強くなり、寝ている間なども痛みが出てくるようになります。
【外側側副靭帯損傷】
膝外側側副靱帯は、膝内側側副靱帯損傷と比べ頻度としては少ない怪我となります。内側側副靭帯と同様に、初期に適切な固定をすれば修復しやすい靭帯です。また、外側側副靭帯は、膝の内側への動揺を抑える役割があります。初期に適切な固定ができなかったことのより、将来、膝内側部の痛み(他ブログを参照)につながる恐れがあります。
【腸脛靭帯炎】
腸脛靭帯は腸骨稜(骨盤)から大腿外側をとおり脛骨外側のガーディ結節というところに付着する靭帯です。 ランニングや自転車など、膝の屈伸をくり返すことによって、腸脛靭帯が大腿外側上顆の骨隆起の上を移動するため摩擦をくり返し、腸脛靭帯に局所的な炎症を起こして膝の外側に痛みが発生します。
太もも筋力不足や、筋肉の硬さ、身体の使い方等いろいろな原因が考えれる怪我となります。

このようにコンタクトスポーツや、骨隆起との擦れなどによる痛みは対処できないように思われがちですが、実はしっかりと対処ができます。
強い筋肉はもちろんですが、それ以上に質の良い筋肉の状態をしっかりと作るということです。質が良い筋肉とは、柔軟があり、反応が良く、尚且つ強い筋肉のことです。
とんぼでは、その質の良い筋肉に着目し身体ケアをしています。
質の良い筋肉がどのようなものか一度体験してみてください☆